意識を失って倒れた! 失神?てんかん?
意識を失って倒れた、または倒れていた、と受診される方も多いです。
すぐに意識を回復しその後はケロっとしている場合が多いですが
脳に何か異常があるのかも?と考えるのは当然のことでしょう。
こういう時は「失神」なのか「てんかん」なのか調べなくてはなりません。
「失神(しっしん)」は一般に気絶・卒倒とも言われます。
脳血流の低下により一時的な意識消失を起こすが短時間で完全に回復するもの、です。
原因には低血圧、神経性、心臓性、脳血管性があります。
集会で立っていたら倒れた、注射をしたら倒れた、浴槽から立ち上がったら倒れた、などです。
検査で異常が見つかることはごくまれです。
「てんかん」は意識を失くし手足をガクガク・突っ張らせる痙攣(けいれん)が生じます。
MRIでは異常が見つかることは少なく、脳波で異常が見つかります。
脳波はてんかんの診断に必須なのです。
てんかんは繰り返し発作が生じるのため、薬を服用し発作を抑えなくてはなりません。
事故やケガを未然に防ぐことが重要になります。
てんかんと診断され、将来に不安を抱える方が多いと思いますが、ご安心ください。
経済的・社会的な心配の解消に対応しています。
意識がない、記憶がない、という場合は早めにご相談ください。